シキファニチア株式会社さんは福岡県朝倉市の家具工場です。
福岡と言うと大川の家具産地が有名ですが、広い意味ではこちらもそのグループに入ると思います。
通常「家具」をカタカナ英語で表現すると「ファニチャー」となりますが、こちらは「ファニチア」ですね。私が良く知っている徳島の富士ファニチアさんも「ファニチア」ですが、何かその時代の流行みたいものがあるのかも知れません。

シキファニチアさんを知るきっかけは、もともとカギロイ時代にオリジナル家具の開発をデザイナーの村澤一晃さんにお願いし、村澤さんが良い工場があると言ってシキさんを紹介してくれたのが始まりです。そのときは小さなテーブルを作って頂きました。
このテーブルは今も京都のカンラというホテルで見ることができます。（たぶん）

シキさんは、オリジナルの家具以外にコントラクトやOEMもやっています。工場を訪問した時に某有名ブランドのイスが作られているのを見て驚いた記憶があります。それだけ技術が高いということです。
また価格的にもこなれているというイメージです。

今回は、家具の価格が上昇していく中、公共的な案件で「日本品質で、デザイン性が高くて、価格もある程度抑えられているもの」という要望があり、シキさんを思い出した次第です。
宮崎椅子さんとかと比較するとデザイナーのキャラが立っているわけではありませんが、手堅いデザインでとても良いと思います。

ぜひお店で商品を確認してみてください。