インテリアのノウハウ

SDGsとkitakami/アンダイ②

『地球を救う』取組

アンダイでは特にkitakamiというプロジェクトを通じて、『地球を救う』取組を行っています。
具体的には『森林を適切に管理することにより、そこで発生した木材(国産材)を家具や内装材として活用する』ということがこれに当たります。

SDGsの目標に当てはめると『目標13』と『目標15』に該当します。

『目標13』では主に気候変動の対策を行うことが書かれています。

気候変動とは長い時間軸で考えたときの大気の状態の変化(気温、降水量等)のことを言います。
これには、自然の要因と人為的な要因があります。
自然の要因としては太陽エネルギーの変動に起因する氷河期などのようなものがありますが、SDGsで言われる気候変動は人為的要因によるものです。
この気候変動の中で現在一番問題になっているのは温暖化に関するものです。よってここでの気候変動はほぼ『地球温暖化』という言葉に置き換えられます。
つまり『目標13』は何とかして『地球温暖化』を止めましょうという事を言っていると思ってください。

さて、それではなぜ地球は温暖化しているのでしょうか?
これはみなさんご存じかと思いますが『温室効果ガス』が増えているからです。
温室効果ガスには二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンガスがあるのですが、この中で最も影響が大きいのが『二酸化炭素』です。
我々はこの『二酸化炭素』を減らさなくてはなりません。


これには大きく2つの方法があります。

1つ目は二酸化炭素を発生させないことです。
人間が呼吸するときに二酸化炭素を吐き出しますが、これは人間が食べるものの中に含まれているものと考え、二酸化炭素を増やすものとしてはカウントしません。一旦減らして同じだけ出すので±ゼロという、いわゆるカーボンニュートラルという考え方ですね。また木が燃えると二酸化炭素を発生しますが、これも同じくカーボンニュートラルです。木が二酸化炭素をストックしているからです。
ここで減らそうとしているものは、主に化石燃料を燃やして発生するエネルギーを減らそうという意味になります。火力発電所や内燃機関を持つ自動車やバイクの活動を減らすということですね。最近衝撃を受けた2030年代までにガソリン車/ディーゼル車の製造を止めるという欧米の取組がこれに当たります。

2つ目の削減方法は発生した二酸化炭素を吸収するというものです。
これは森林吸収減という言い方をしますが、植物(特に樹木)が成長するときに行う光合成によって、二酸化炭素を植物の内側に閉じ込めるというものが代表としてあげられます。
近年、南米や東南アジアで大規模な森林の違法伐採の問題が取りざたされていたと思います。
これによって増加した二酸化炭素もかなりの量になります。
と書くと皆さんは、できるだけ木は切らないほうが良い、使わない方が良いと思われるのではないでしょうか?
これ実は誤っています。
木は光合成によって幹が太く、樹高が高くなっていきます。ただし木にも寿命があるので、ある程度大きく育った木はそれ以上大きくならないのです。これは二酸化炭素を木の中に取り込めなくなるという事です。
ではどうしたら良いかというと、ある程度大きくなった木は伐採して新たな木を育てることによって成長による二酸化炭素の吸収を促すことが重要になります。
樹木が二酸化炭素の大きなタンクになるわけです。
1本の木がストックする炭素量はその重量の50%と言われます。
幹だけではなく葉や根も含めた部分の乾燥重量が100kgであれば50kgが炭素の重量です。つまり炭素を50㎏分固定したことになります。これを二酸化炭素に換算すると50×44/12(C=12、O=16)となり約183㎏分の二酸化炭素を吸収したことになります。この木材を丸まる焼却すると183㎏のCO2が発生することになります。具体的に言うと35年生のスギ(胸高直径20cm、樹高18m)の固定炭素量が68㎏くらいなります。(249㎏のCO2を吸収しているイメージ)

つづく