インテリアのノウハウ

皆伐!?

『おかえりモネ』の23話で気になることがありました。
モネが佐々木課長と一緒に森林伐採の立ち合いを行ったシーンです。

この場所は山の尾根の開けた場所で遠く登米の街並みが見渡せる景色の良い場所です。
ここは防火帯と言われる場所で、登米市と南三陸町の境界線をなぞっていると思われます。
防火帯とは文字通り、森林の延焼を食い止める場所で、林道程度の幅で森林が伐採されています。
※以前の投稿に写真が載っているのでご覧ください。

素晴らしく開放感のある場所です。奥の方にはスギの木が立っており、ドラマでは組合の作業員は今日は広葉樹ではなくスギを伐ると言っています。

もちろんスギは重要な資源ですので伐って良いのですが、ここでは見渡す限り伐られています。
このように全ての木を伐ることを皆伐と言い、適量残す伐り方を間伐と言います。
間伐の説明では、『残った良い木を大きく育てるために育ちの悪い木を伐る』という言い方もしますが、現在では良し悪しに関係なく機械的に伐ることが多いと思います。例えば1列おきに間伐する列状間伐等がその例ですが『間伐材は決して状態の良くない木ではない』ということを伝えておきたいと思います。
私が良く知っている高知の四万十町森林組合が伐採する木は全て間伐材で間伐材だけでも需要に対して十分な量が確保できるようです。

さて、皆伐という行為が決して悪とは言えないのかも知れませんが、やはり次世代のためにある程度残すとか植樹をするとかは必要なのではないかと思います。前回の投稿ではそれが気になってこの場所が写らない写真を掲載しましたが、一応載せておきますね。
ちなみにここは登米町森林組合が伐採したところではないようです。

本日(6月25日)、FSCジャパンのオンラインセミナーを聞きました。大規模な皆伐は豪雨時の表層崩壊につながるという事で注意するように言っていました。