エントランスを作る 04
工場に発注する
前回投稿してからだいぶ日が経ってしまいました。
いよいよ造作工事を登米町森林組合さんに発注します。
さて、アンダイはインテリアショップですが家具・インテリアの設計や特注家具の製作、内装工事も請け負っております。
ただし、実際に家具を作ったり工事をしたりはしません。
基本的にはデザインと設計・施工管理を行うことがお仕事です。
家具の製造や施工はパートナーにお願いすることになります。
設計は意匠設計レベルのものから実際に製作することを想定した図面を描くこともあります。
製作する工場によっては、「できるだけ自分たちの技術や機械に合わせて考えるので、外観だけ指示してほしい」というところもあれば、「作ることに徹するのでできるだけ細かく指示してほしい」というところもあります。
概ね前者のほうが仕事がこなれていてコストも高いイメージです。
今回このエントランスを作るにあたっては、かなり細かいところまで図面を起こしました。
コストを下げるという意味もありますが、自分のデザインの考え方を製作者に伝えたかったからです。
これは図面だけではなく製作時にも立ち会ってできるだけ指示したいと考えています。
例えば東京でデザインしている人にとって、地方の小さな家具製造業者が自分の意図通りのものを製作できるかは心配だと思います。
それに対して、自分がデザイン言語を通訳することで全国に通じる業者になっていただきたいと考えています。