インテリアのノウハウ

エントランスを作る 02

エントランスをデザインする(前編)

前回の【改装テーマ】を受けて具体的なプランを始めます。

通常は手書きのスケッチから始めることが多いのですが、今回はエントランスの躯体との絡みがあるため、躯体の実寸をCADに入力するついでにCAD上でプランを始めました。
まずは地元の材を使うという事で材料を選択します。

【材料の選択】

一緒にkitakamiのプロジェクトを進めている登米町森林組合さんに材料について確認します。
国産材で考えると一番安い木はスギです。
ただし、スギは軟らかい針葉樹の中でも特に傷つきやすく強度にも不安があります。
また意匠的に和風のイメージが強すぎるため、今回は使用しないことにしました。
エントランス外部は小さな軒があるとは言え雨が当たる場所になります。本当であればイペやウリン等のデッキ材を使うのが良いかも知れませんが国産材でこれに当たるものはありませんので、比較的耐久性があるクリやケヤキを使用することにしました。

厚みは森林組合で標準的に加工されるt36㎜を使用すると仕上げでt30㎜となります。
長さは2300㎜で伐採されるため、これ以下になるようにデザインします。

※木材の特徴については別の機会に説明させていただきます。

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